このカシミヤニットと、来年も冬を越したくなる。岩手県北上市にある小さな工場のあたたかなものづくり。
2023年12月20日 公開
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![取材日(2023年10月)はいいお天気でしたが、冬になるとこの看板が隠れるくらい雪が降るのだそうです。左側には車通勤をされている社員の方の車が停まっています。](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/716bcefd-d104-42c0-89db-caa6eb57582e/f0b54827e9aeba07c9a416cfe82eeadf.jpg)
寒くなってくると、体が温まる鍋やおでん、こたつが恋しくなります。身につけるものや布団カバーなども、冬仕様になってくると、いよいよ冬が来たんだなあ、と感じます。
皆さんは、なめらかな肌触りが特徴のカシミヤニットを触ったことはありますか?寒い冬に体を優しく包み込んでくれる、あのふわふわのカシミヤニットは一体どのように作られているのでしょうか?
カシミヤとは?
カシミヤは、カシミヤゴートという、モンゴルなどの中央アジアで冬の極寒と夏の猛暑を生き抜く動物から取れる獣毛素材です。
羊一頭から4~5キロが簡単に刈り取れるウールに比べ、カシミヤゴート一頭から300グラム前後しか取れない、希少な部位なのです。
カシミヤゴートの体毛は、ハードヘアと言われる外側部分と、その内側にある柔毛部分とに分かれています。ハードヘア部分から採れる硬い繊維は主にフェルトなどに使われ、内側にある柔毛の部分がカシミヤとして扱われます。内側にあるカシミヤは繊細なため、採取に手間も時間もかかります。
縦糸と横糸によって生み出される織物に比べ、一本の糸で円形に編むニットには伸縮性があります。編み物をしている人の手元を想像すればわかるように、一本の糸が数々の輪っかを作ってニット製品へと姿を変えます。
いいものは長く使えるもの
「いいものは長く使えるもの」。そう話すのは、UTO岩手工場の工場長の玉澤 宏美(たまざわ ひろみ)さん。UTOのカシミヤニットは、世界的にも品質の高さで信頼のある、国内の紡績会社で紡がれた世界最高等級のカシミヤ糸を使用しています。UTOの最高級カシミヤニットの高い品質を支える、「素材の部分」に加え、どのような技術でカシミヤ糸からニット製品へと紡がれているのか、早速工場に入ってみたいと思います。
工場に入って、最初に目に入るのがこの編み機です。
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完成品によって、異なる色の糸がセットされています。コンピューター上でプログラミングされた情報をもとに、ニットのパーツとなるものが下から出てくるようになっています。
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編み機から出てきた薄いピンク色のニットを触ってみてびっくり!カシミヤのあのやわらかな触り心地とは程遠く、ゴワゴワとした肌触りです。
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左側のグレーの完成品と比べても、違いは一目瞭然。右側は編み目同士が詰まっておらず、隙間があるのが見えます。
実は、糸を編み機で編んだだけでは、あのやわらかなニットにはならないのです。糸にする工程でカシミヤに不純物がついてしまったり、ぎゅっと固く加工されてしまったりするため、その状態から、適切な温度と洗剤で優しく洗う工程によりカシミヤ本来のやわらかさに戻すことが必要です。
肌触りの良さの秘訣は長さと太さが「均一であること」
![提供元:UTO](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/4e621a72-2c8d-4cd4-b164-5397d9d8185e/8e46356bf9a8812902420e70a7c9c7b1.jpg)
カシミヤニットに腕を通した時に、ウールのニットのようなチクチクとした肌触りにならないのは、均一な太さと長さで糸が編まれているから。編み目に隙間があったり、糸の長さが不揃いだと、その隙間から短い糸が飛び出て、あのチクチクとした肌触りを生んでしまいます。
編みの次には、品質上とても重要で、職人技が試される、「リンキング」という工程があります。
繊細で、一番大事な工程 “リンキング”
「リンキング」は工程の中でも最も大事な工程で、腕の部分や胴の部分などそれぞれのパーツ同士を「繋げて」、一つのニット製品にしていきます。
一般的な織物は、布同士が動かないようにミシンで縫い付ける「本縫い」という工程がありますが、縫い代に厚みができるため、着心地に若干の違和感が生まれてしまいます。
一方、リンキングはニットのループ(一目)という輪っか同士を手作業でリンキングマシーンに取り付けて縫製するため、完成品にこのような特徴が生まれます。
①縫い代の肌触りが気持ちいいループ同士を直接くさり縫いするため、パーツとパーツの境界に縫い代があることを感じさせないなめらかな着心地になります。②型崩れしにくく、伸縮性がある本縫いの場合、着脱時に頭を通すのが難しかったり、繰り返し着ているうちに首元が伸びてしまったりすることがありますが、リンキングで縫製された場合、生地が伸びてしまうことなく、伸縮性のある状態を保つことができます。
リンキングマシーンには、数字が書いたシールが貼ってあります。これは、スタート地点から順にループをはめていく時に便利だからです。例えば、ループをひとつひとつ数えなくても75という数字にゴール地点がぴったり合っていれば、ズレることなくループをはめることができたということが一目でわかるようになっています。
![右側には200という文字が書いたシールが見えます。(提供元:UTO)](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/d477284e-cc95-45e6-807b-a5ca28eaa07f/52450b5cf41bfce9f57decbe979603ed.jpg)
逆に、もしこのリンキングマシーンの針にループを一つでも飛ばして差し込んでしまうと、「目落ち」と呼ばれる、製品にはできない状態になり、やり直しをしないといけません。目落ちを何度もしてしまうと縫い目の美しさが損なわれてしまうため、商品にすることもできなくなります。
この一目一目を見落とすことなく正確に、かつ短時間でリンキングマシーンの針にドッキングさせるのはとても難易度が高く、熟練の技が必要になります。
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工場長の玉澤さんがリンキングマシーンを使っているところを見せてくださいました。
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非常に細かく、集中力を必要とする工程です。
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縫い終わると、しつけ糸だったコットンなどの別素材のを端から引っ張って取り除くことができ、ニット同士が非常に少ない縫い代で縫い合わされた状態になります。
次の工程で、いよいよカシミヤ本来のやわらかさに戻します。
カシミヤ本来のやわらかさに戻す
次は縮絨(しゅくじゅう)という工程で、洗剤を入れ優しく洗います。紡績の段階で付いてしまった不純物を洗い流すことによって、カシミヤ本来のやわらかさを最大限に引き出すことができます。過度に縮絨させてしまうと、フェルト化という、ぎゅっと固まって収縮する現象が起こるので、加減を見極めることが大切です。
製品やメーカーごとに異なる縮率(しゅくりつ)を持っており、それに合わせて縮絨の仕方を変えます。洗われた製品は型崩れを防ぐため、平干しされていました。一般的なドラム乾燥だと、やはりそれもフェルト化につながってしまうので、全ての製品を平干しにして自然乾燥させています。
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乾いたものを触らせてもらうと、初めの工程で編み機から出た時のゴワゴワとしたものとは全く違う肌触りで、あのカシミヤのふわふわとした肌触りに生まれ変わっていました。
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完成品になるまであと一歩です。最後の工程も手作業でひとつひとつ丁寧に行われています。
ミリ単位まで手作業で調整する仕上げ工程
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仕上げの工程ではアイロンを使用して、ミリ単位まで正しい寸法になるよう、調整していきます。アイロンとメジャーを交互に持ち、アイロンを一回当てるごとにメジャーで寸法を確認するという動作を何度も繰り返し、サイズの最終調整をされているのが印象的でした。
この工程はアイロンの熱で高温になるため、10月の取材時も半袖で作業されていました。年中稼働しているという扇風機もありました。
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ニットのタグ付けやボタン付けも丁寧に手作業で行われています。このあと丁寧に梱包され、お客様のもとに届きます。
どの工程でも、妥協やミスを一切許さない、本気のものづくりを感じました。それは身につける方のことを思いやる、あたたかな心から生まれるのかもしれません。
絶妙なニュアンスカラーが仲間入りした25色展開
![提供元:UTO](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/98af717f-685c-4654-bf2f-482d7ca5c54a/836c8e84fadc243881642560c715de6f.jpg)
UTOでは現在25色から色が選べるようになっています。長く大切に着用できるよう、ブラックやグレー、ブラウン系の飽きのこないベーシックなカラーが人気だそうです。
しかし、最近ではこのカラー展開に加えて、複数の色を独自に組み合わせたUTOオリジナルのカラーが生まれました。その中の一つが「シャモア」というカラーです。
![シャモアのカラーサンプル(提供元:UTO)](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/79938307-424d-4a83-8118-df200da10b64/b2678faab884d08812d7b9f1b9b057e1.jpg)
グレーでもあって、ちょっとブラウンも合わさっているような絶妙なカラーがとてもかわいいです!ちなみにシャモアという名前は、実際に存在する動物の名前から由来しています。
このような、こだわりの素材と高い技術力で生まれるUTOのカシミヤニット製作に奮闘し、岩手工場で勤務されているお二人に取材しました。
![佐藤葉子さん(左)と舘下愛美さん(右)](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/b7bd200a-e03a-43eb-a7c0-0572929f347f/bcda47a4a5985e2512df30e0782adb74.jpg)
UTO創設当初から工場に勤務する製造主任の舘下愛美(たてした ひでみ)さんと、ものづくりに関する仕事がしたい!という想いで2023年4月にUTOに転職された佐藤葉子(さとう ようこ)さんです。
舘下愛美さん
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ーー自己紹介をお願いします。
私は岩手県北上市出身で、高校卒業後、北上市のアパレルメーカーである株式会社コボラリンチェへ入社しました。ニット製作もそこで経験しました。リーマンショックや震災の影響で勤務先の事業が終了したタイミングで2011年に株式会社ユーティーオーに入社しました。
現在は岩手工場の製造主任として依頼書の作成や商品の品質管理を担当しています。最近は新メンバーの採用面接や、ふるさと納税返礼品のオリジナルデザインの考案などもしています。好きなUTOのカシミヤニットの色はアイスピンクです。
オーダー内容をもとに依頼書や指示書を作成する
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ーー普段の業務内容を教えてください。
オンラインショップやふるさと納税のサイトから来るオーダー情報を確認します。その内容を元に、工場内で使用する依頼書や指示書を作成します。お客様ごとに着丈の微調整などをしていることもあり、時期により異なりますが、注文が来てから納品まで1ヶ月前後かかることもあります。
ですが、プレゼント用でお急ぎで受け取りたいという要望に応えるため、一日一名様限定で購入できるカシミヤ特急券というものもあります。追加料金が発生しますが、最短3営業日~7営業日でお届けできるよう、優先的に製造するという仕組みです。お誕生日プレゼントなどに何とか間に合わせたい!という方などにおすすめです。
そのほか、現場の品質管理のため指導やチェックをすることもあります。
難しい工程を伝えるため、絵で描くことも。それぞれの価値観を尊重した指導方法とは
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ーー品質管理のための指導やチェックは具体的にどんなことをされているのでしょうか?
言葉やマニュアルで伝えることが難しい工程の指導の際は、少しでもわかりやすくなればと、イラストを描いて見せることもあります。指示を適切に理解するには人それぞれのタイミングや最適な方法があると思うので、「こうでなければいけない」という考えはなるべく持たないようにしています。そして、「どうしたらこの人が理解できるだろうか?」という視点であらゆるアプローチを方法を考えるようにしています。
今後は各工程を複数人が担当できるように従業員を増やしたい
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ーー今後のために解決したいことなどはありますか?
現在は各工程に主担当がおり、それに加え、一部のメンバーが他の工程を掛け持ちする形で運営しています。しかし、このままだと主担当が体調不良などの理由で長期で休んでしまう場合に製造工程に大きな遅れが発生する可能性があります。
これまで限られたメンバーでなんとかやりくりしてきましたが、これからは各工程に担当が複数人いる状態を作れるようにしていきたいです。
まずは今いるメンバーが複数の工程を担当できるよう、お互いに担当工程を教え合っています。そして、少しずつ無理のない範囲で従業員数を増やしています。
ーー従業員はどういった方がいるのでしょうか?採用の際はどのようなことを意識されましたか?
創設当初は知り合いや前職の同僚などでニット製作の経験がある人を中心に声をかけていましたが、昨年初めて応募の中から採用をしました。経験の有無よりも、大切にしたのはその人が趣味の延長ではなく、仕事としてものづくりと向き合える人であるかどうかです。お客さまに長く大切にカシミヤニットを着てもらうには、品質の高い商品を安定して製造する必要があります。手作業の工程も多いため、人の姿勢や技量で品質が大きく左右される現場では、とても重要な基準だと思います。
「ファクトリー」から「ファクトリーショップ」へ
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ーー今後やってみたいことはありますか?
地元の人からの「現物を直接見て購入したい」という声に応えるため、2016年から不定期で工場内で販売会を実施しています。現段階ではなかなか定期的には開催できないのですが、将来的にはファクトリーショップとして製造の場だけではなく、販売の場も北上に設けたいと思っています。販売員としての経験もあるメンバーを採用したりと、着々と準備を進めています。
佐藤葉子さん
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ーー自己紹介をお願いします。
私は岩手県西和賀町出身で、金融業で長年勤務したのち、2023年4月に株式会社ユーティーオーに入社しました。現在は岩手工場でリンキングと縫製を担当しています。好きなUTOのカシミヤニットの色はロイヤルブルーです。(ロイヤルブルーはUTOオリジナルカラーで、5色のブルーのワタをブレンドした深みのある落ち着いた青です。)
子育てがひと段落。自分のやりたいことと向き合い、転職
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ーー長年勤めていた金融業を退職され、転職をされたのはどういった理由があるのですか?
高校生と社会人の子供がいて、子育てがひと段落ついたことが大きな理由です。自分の今後の人生をふと考え直したときに、「自分の手でものを生み出す仕事がしたい」と思うようになりました。UTOのことは数年前に販売会に同僚と行ったことがあったので、知っていました。そのときは子供へのプレゼントでニット帽などを数点購入しました。前職の退職を決断したタイミングで転職先は決まっていなかったのですが、今年(2023年)の3月に自社工場で社員の応募があるのを知って、面接を受け、その次の月からの入社が急遽決まりました。
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ーー入社されて半年が経ちましたが、現在どのような業務を担当されていますか?
リンキングと縫製を担当しています。面接を受けた際にリンキングを初めて体験したのですが、どこが失敗しているのか自分ではわからなかったくらい、とても細かくて難しかったです。先輩の皆さんはわかるまで根気強く教えてくれますし、「最初は誰でもそうだから、焦らないで」と優しい言葉をかけてくれます。
次の工程の人へニットを渡す際には、向きに統一感がないとミスが生まれる可能性もあるので、決まった置き方があります。次の工程の人を思いやった形で引き継ぎをしています。
入社1年目。毎日爆音でB'zを聴きながら愛車で出勤
![B'zが大好きな佐藤さん。愛車のナンバーもB'zにゆかりのある番号を抽選で勝ち取ったのだとか。読書も好きで、お子さんの影響もあり、最新のアニメの漫画も読んでいるそうです。](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/c9d9228b-d4cf-415b-ac55-69dc05941152/20ea1f94cd12020d9d908beb1576e303.jpg)
ーー秋田県に近い岩手県西和賀町から毎日通勤されているのですか?
はい。毎朝だいたい50分くらいかかります。始業時間に合わせて、7時半くらいに家を出ることが多いです。B'zが好きなので、いつも車の中で音楽を流しながら通勤します。工場に近づくにつれて気持ちが盛り上がってくると、音楽の音量も上げてしまいます。着く頃には外から聞こえるくらい爆音になっているので、毎日他の社員にいじられています(笑)。
全工程を担当できるように、とにかくたくさん学びたい
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/fc01393d-60de-4ccd-82d0-4ebb5e968a8f/d4717d0d1649f9758ba06963d0eae07a.jpg)
ーー今後挑戦してみたいことはありますか?
これまでは新しい工程を学んだり、担当の工程の技術力を高めたりすることにあまり時間を割くことができませんでした。でもこれからは、いろいろな工程を経験し、ひと通りの工程を担当できるようになりたいです。その中でも特にやってみたいのは、実は梱包の工程にあるギフトなどの包装です。開けた時に「わあっ」てなるかなと、お客様の顔を想像しながら作業をしてみたいです。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/e3429d4d-592b-4228-9f75-ec1cfb4174ac/799ed24b98047e80f083a6ab899b6e43.jpg)
株式会社ユーティーオー
UTO青山本店(商品のフィッティングや購入ができます)
UTO
編集後記
株式会社ユーティーオーの代表、宇土寿和(うと としかず)さんの書籍『中小製造業 逆転のブランディング』でUTOの誕生から現在までのストーリーを拝見し、UTOの作り手に興味を持ったのが今回の取材のはじまりでした。猛暑日が続いていた8月に青山にあるショールームでカシミヤニットを試着させていただいた際も、その丁寧な接客とやわらかな着心地から、暑い夏なのに不思議とあたたかい気持ちになったのを覚えています。岩手工場での取材でも、他者を思いやる働き方から、作り手たちのあたたかさも感じました。
( ものづくり新聞記者 佐藤日向子 )
![空気の澄んだ秋晴れの日で、取材終わりのバス停までの道は収穫前のお米と空が綺麗な景色が広がっていました。](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/monoshin/6fbf6cbb-4ee1-44ac-84c7-561abc318824/4a72c645d9a570426275f64c361d1c1f.jpg)